Product開発のサイクルと優先順位について
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以前に簡単にProductの開発サイクルについてまとめたのですが、社内向けにもう少し抽象度の高いレベルからまとめ直したので、コンフィデンシャルな内容を削って公開しておきます。
1. はじめにムーンショットとは
ムーンショットとは、非常に困難で独創的だが、実現すれば大きなインパクトをもたらしイノベーションを生む、壮大な計画や挑戦、目標のこと。
ムーンショットには、莫大な費用がかかったりさまざまな障壁が立ちはだかる中でも、独創的なアイデアの可能性を信じるというポジティブな要素を含んでいる。
アメリカの第35代大統領ジョン・F・ケネディによる、アポロ計画を開始するきっかけとなった1961年の言葉「10年以内にアメリカは人間を月に送り、無事帰還させる」における「月に向けたロケットの打ち上げ(ムーンショット)」が、その由来である。
2. 立ち位置の確認
- スタートアップとは急成長を目指す企業 / 月次20%成長を目指す社会
- インパクトを与えるためにはムーンショットを目指すことが必須
3. ムーンショットを狙うために理解すること
- ムーンショットを狙うには ひとつのホームランに必要なバットの質と数 を理解し実践すること
- であって、バットを振る回数を増やしてホームランを期待すること ではない
- つまり、一つの野心的な目標に集中して、質の高い改善を積み上げていく事が必要‥!
4. コア体験とユーザー体験設計書
- 一つの野心的な目標を実現するための情報をまとめたもの / 全社ビジョンの方法を示したもの
(内容はコンフィデンシャルなので非公開)
- コア体験に書かれたこと実現するためにすべての施策を実行していく
- 実行していく中で随時コア体験はアップデートしていく
- チームメンバーからの質問、変更提案、は広く受け付け、チーム全体の共通認識として作り上げていく
5. コア体験を実現するための開発プロセス
- 施策の試行回数を増やすこと、実行する施策の質を上げること
- 仮説検証のプロセスを効率的に回す事が必要 — 前提条件1:開発メンバーは基本的にものすごく忙しい — 前提条件2:機能を足すことは(多機能化)はユーザー体験を下げる
6. 現在進行中のスプリント
- 優先順はコア体験と進行中のスプリントの状況に照らし合わせて判断をする
(内容はコンフィデンシャルなので非公開)
7 . 例外事項
- 技術的負債の返済、緊急の課題解決など、どうしても避けれない課題が発生することがある
- これに対する回答は7割の力でスプリントを回し、残りの3割で負債の返済をすること